2025/04/10
当院は、「帯状疱疹定期予防接種」および「奈良市帯状疱疹ワクチン任意予防接種」の登録医療機関です。奈良市では帯状疱疹予防接種の助成は2種類あります。該当する年齢や自己負担金額が違いますのでご注意ください。
【定期接種】
65歳の方のほかに、5年間の経過措置として5歳年齢ごとの方が対象です。
年度内(4月2日~3月31日)であれば誕生日を待たずに接種できます。
《令和7年度対象者》
年度中に
・(65歳になる方)昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれの人
・(70歳になる方)昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれの人
・(75歳になる方)昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれの人
・(80歳になる方)昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれの人
・(85歳になる方)昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれの人
・(90歳になる方)昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれの人
・(95歳になる方)昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれの人
・(100歳以上の方)大正15年4月1日以前に生まれた方
《自己負担金》
*水痘ワクチン 4,000円(1回接種)
*シングリックス 1回あたり11,000円(2回接種)
【奈良市帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用助成】
《対象者》
(50歳以上55歳未満の方)昭和36年4月2日~昭和51年4月1日生まれの、接種当日、奈良市に住民登録がある方
《助成金額》
*水痘ワクチン 3,000円
*シングリックス 1回あたり6,000円の助成
当院では水痘ワクチンは8,000円、シングリックスは1回24,000円ですので、自己負担額は
*水痘ワクチン5,000円(1回接種)
*シングリックス 1回あたり18,000円(2回接種)となります。
ワクチンは取り寄せ注文となりますので、電話(0742337785)にてお申込みください。
【帯状疱疹とは?】
水痘と帯状疱疹は同じウイルスによる病気です。水痘が治ってもウイルスは体内に残ります。(中年以降の方の90%以上がこの状態)。それが何かの拍子に活動を再開すると帯状疱疹を発症します。潜んでいるウイルスを抑え込むのは「抵抗力」ですが、それが弱まると帯状疱疹を起こしやすくなります。
【帯状疱疹予防ワクチンの種類】
*水痘ワクチン:弱毒化ウイルスの生ワクチン(国産)1回接種
*シングリックス:遺伝子組み換え法の不活化ワクチン(MSD社製)2回接種
いずれも注射で投与し、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する特異的な免疫力を高めます。いずれも50歳以上の方に使用できます。
【ワクチンの効果】
水痘ワクチンはやや弱めで、60歳以上に使うと、発症がおおむね半減し、帯状疱疹後神経痛は約1/3に減ります。シングリックスは、発症頻度が50歳以上で3~5%、70歳以上でも10%と強力です。
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